IFD注文
IFD注文とは
IFD(イフダン)注文とは、「If Done」の略で、「もしこうなったらこうする」という風に、新規にポジションを建てる際に一度に二つの注文を出して、最初の注文が約定したら二つめの注文が自動的に発動される注文方法のことを言います。簡単に言うと、購入の注文とその決済の注文をまとめて一括でするということです。もし最初の注文が約定されなかった場合は、もう一つの注文も有効にはなりません。
本来なら注文が成立した後は、自分でポジションの決済注文を入れなければなりません。しかし、その決済までもあらかじめ設定しておくことによって、一度の注文で発注から損失の限定、利益の確保まで、すべて自動でなされるのです。相場を一日中見ていられない人にとっては、この一括の注文方法は非常に便利な方法です。
注文は指値でも逆指値でも出せます。思惑どおりに相場が動いた場合の利益確定や、パソコンの前にいられず、その間に相場が急激に動いて大きな損失を被らないための損切りにも有効な手段として利用できます。
*FX業者によってはIFD注文に逆指値が使えないところもありますので確認が必要です。
注文の流れ
事例1・・・基本形(利益確定)
たとえば、1ドル=95円でドルを買うという注文を出す場合、同時に「1ドル=97円になったらドルを売る」という注文も出しておきます。つまり、最初の注文が約定したら、その反対売買の注文を自動で出すのがIFD(イフダン)注文です。二つめの注文は、最初の注文が成約しない限り発動されることはありません。
相場が予想どおり97円になったら、2円の利益が確定されます。もちろん、相場がさらに円安にふれて、1ドル=100円になるケースもあるでしょうが、より高値を狙っているうちに「下げ戻し」にあって、利益がなくなってしまったということもあります。利益獲得チャンスを確実にものにしたい場合は、「指値買い+指値売り」の注文を同時に出しておくことで、一定の利益を確保することが可能となるのです。
事例2・・・基本形(損失限定パターン)
利益確定パターンの例では、予想どおりに相場が動いてくれた場合のケースですが、相場はそうそう思うように動いてはくれません。時には損益を出す場合もあります。その場合、損失は最小限に食い止めなければなりません。その場合に有効なのが、「指値買い+逆指値売り」で損切りを確定させてしまうIFD注文です。
たとえば、上昇トレンドと予想して、利益狙いの買い注文を指値で出したとします。相場が1ドル=94円の状態で、1ドル=95円になったら買い(指値)、92円になったら売り(逆指値)という「IFD(イフダン)注文」を発注します。
相場が1ドル=94円になったら買い注文が成約し、同時に1ドル=92円になった場合の売り注文が自動的に有効になります。予想と反した相場の動きがあった場合でも、1ドル=92円になった時点でストップ(売り)が成約されますから、損益は2円で確定ということになり、それ以上の損失を抑えることができます。