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成行注文

成行注文とは

 

 

成行注文とは、その名が示す通り相場の成行きを見て発注する注文方法で、注文時点のレートの価格で売買することになります。レートを指定せず、為替動向を見ながらに注文する方法ですから、今すぐ売買したいときや、ポジションを保有したい場合など、すぐに注文を出せて便利です。また、基本的に売買が成立しないことはなく、指値注文とは違って、売買が成立しやすいという特徴もあります。

 

値動きが激しく、買い注文が殺到している場合、値段を指定する指値注文では順番待ちとなり、注文が通り難い状況になります。しかし、成行注文だと、指値注文よりも優先的に取引が行えるようになっているのです。

 

 

注文の流れ

 

 

成行注文の利点を最大限に生かした方法が 「ワンクリック注文」です。主にFXトレーディングシステムズや外為オンラインなどの短期売買向けのFX業者に多い方法です。このワンクリック注文というのは、オンラインの画面上に、売値(Bid)と買値(Ask)の二つの表示レートが同時に表示されていますので、売る場合は売値(Bid)を、買う場合は買値(Ask)に表示されているレートをクリックするだけで、注文を出すことができます。ただし、約定が早いぶん、逆に訂正ができないという点も併せ持っていますので注意が必要です。間違ってクリックしてしまっても取り消しができません。

 

 

 

事例

 

たとえば、ドル円の売りポジションを持っているAさんが、予想どおりにドル円のレートが上がってきたので、1ドル=9350銭~9355銭というレートのとき、今すぐ買って利益の確定をすることにしました。ドルを「成行で買い注文」を出したところ、1ドルを9355銭で買い付けることになりました。

 

 

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成行注文の注意点

 

 

注文してから約定するまでに、業者が仲介している事でタイムラグが生じます。相場は常に動き、そして変動していますので、わずか数秒でも値動きは起こります。もし、その間急激に相場が変動した場合、注文した時点でのレートに大きなずれが生じる場合があるのです。つまり、成行注文は「確実に売り買いが成立する」メリットがある反面、幾らで売買されたかは約定されたあとでなければ分からないというデメリットがあるのです。

 

この注文レートと約定レートに差が生じることを、『スリッページ』といい、一般的には1銭~5銭程度の値幅です。また、『スリッページ』が生じた場合、売りでは指定したレートよりも安く売る、買いでは、指定したレートよりも高く買うということになります。

 

急激にレートが変動するのは、米雇用統計や失業率などの重要な経済指標の発表直後などに多く、上に下に激しくレートが動くので、大きなスリップページが発生します。成行注文をする場合は、このスリップページが起こることが非常に多いことを覚えておきましょう。